今日のお客様は私より年配の男性。
ちょっとしたご縁で鑑定させていただいたんですが、
『うんん?! これはキツい』。
しかしもともともっているものは大変良い方です。
むしろ恵まれている?財運、仕事運、全てにおいて良好!!
でもなぜ今占いにきたのかは一目瞭然。
確かに今年からの10年運がキツい。
今までご本人なりの苦労はあったとかと思いますが、
どちらかといえばスムーズにきた人生。
そこに突然あらわれるブラックホール的な運気の流れ・・・
それも今年からですから、今来ていただいて本当に良かった。
きっとここから人生にとって大きな転機になるでしょう。
お話をうかがうと『俺の人生これでいいのか?人生の残された時間、寿命を知りたい』
とのこと。
でも確かに逝き急ぐ傾向の10年でもあります。
病気、健康は問題なし。
どちらかと言えば、ご自身を追い込んで行きます。
精神的にやられたり、感傷的になったり、ヒドいと死を美化する人もいるくらいです。
命盤をみれば命宮が身宮。つまりは自分自身の為に生きる人生。
今、お子さんも手が離れふと人生を振り返るそんな感じでしょうね。
あとの余生は自分の為に生きたいと。
そして周りに心配をかけたくないから・・・
そう思い誰にも言わずに占いにきたそうです。
その方は『長生きは望んでない』とおっしゃりました。
私はずいぶん潔のよい方だと思いました。
最近は医療も進み、一昔まえの『不治の病』も減る傾向にあります。
しかし、本当に長生きがよいのかと言われればそうでもないかもしれません。
長生きする人はまわりからうとまれます。
短命な人は周りから惜しまれます。
生きた時間の長さではなく、どんな人生だったのか?
細く長く生きる人生。それも悪くありません。
でも太く短く華のある潔い人生も良いかと思います。
『 若くして亡くなったからあの人はかわいそうだ!! 』
本当にそうでしょうか? 本人からしたら人生を謳歌し、
親や奥さんや子供などだれの手をわずらわす事もなく亡くなったとしたら
良かった~って思ってるのかもしれません。
だから幸か不幸かは周りが勝手に決めているだけのこと。
人は生まれたときから、死に向かっていきています。
もっと言えば死ぬために生まれてくるのかもしれません。
死は平等です。誰にもおとずれます。
大事なのは後悔しないこと。明日死んだとしても悔いのない人生にすること。
そのためには自分に正直に、人生を楽しんでほしいと思います。