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自我という檻を越えて ― 嫉妬と憤りを超える、静かな光を求めて. ☆☆☆ あぐりの開運メッセージ ☆☆☆

人はなぜ、誰かを責めたくなるのでしょう。
なぜ、世界が間違っていると叫ばずにはいられないのでしょう。

ある人は語ります。
上司は愚かで、職場は不条理に満ちており、政治は腐っている。
自分こそ正しい。
世の中がもっと自分のようであれば、どれほど効率的で、理性的で、美しく回ることかと。

けれど、その声はなぜか冷たく、
心の奥まで届くことはありません。
言葉の背後にあるものが、
どこか空しく響くからです。

自分はこんなに分かっているのに。
こんなにも正しいのに。
なぜ報われないのか。
なぜこの世界は、自分を正しく扱わないのか。

この痛み――
それこそが、かの思想家が語った「ルサンチマン(怨恨)」の正体です。
力ある者を許せず、他者の成功を憎み、
自らの弱さを「高貴なる拒絶」にすり替えてしまう心の作用。

それは、気づかぬうちに自我の檻に自らを閉じ込める毒。

そしてこの病は、近代という時代が生んだ影でもあります。
「自分」という観念が極度に肥大し、
他者とのつながりを忘れ、世界を敵と見なすこころ。

けれど私たちは、本当にこの道を進み続けてよいのでしょうか。

かつて、この国には
**
「感じる力」**を何よりも大切にする文化がありました。
花のゆらぎに季節を知り、
小さな虫の声に人生の悲しみを重ねた心。

数値化もできず、言葉にもなりにくい――
けれど、たしかにそこにあるもの。
それを「情緒」と呼びました。

人は、理屈だけでは癒されません。
正論は、時に人を追いつめます。
ほんとうに人を変えるのは、
「自分は正しい」という思いではなく、
「ただ感じる」という、静かな勇気なのです。

では、どうすればこの勇気を取り戻せるのでしょうか。

その入口のひとつが、タロットです。

タロットカードは、決して未来を予言するためのものではありません。
それは、心の奥に潜んだまだ言葉にならない声を映し出す鏡
理屈の鎧を脱ぎ、心の本音と向き合うための道具。

占いとは、他人を操作するための手段ではなく、
自分を癒し、赦し、ほんとうの意味で感じるための儀式なのです。

また、『易経』を学ぶことで、
人はやがて占わずして流れを感じる力を得るようになるとも言われます。
それは、自然と調和しながら、
自分のエゴを一滴ずつ洗い流していくような生き方。

怒りでも、嫉妬でもなく。
声を荒げることもなく。
ただ、静かに世界とともにある――
そんな、柔らかで強い在り方が、
かつてこの国にはたしかにあったのです。

人はいつでも、生まれ変わることができます。
それは社会の肩書きや他人の評価によってではなく、
自分自身との深い対話を通じて訪れるもの。

あなたの中にも、
まだ言葉にならない「ほんとうの声」が眠っています。

その声に、耳をすませてみませんか。
きっとそこに、あなたの運命を優しく照らす、
静かな光が差し込んでいるはずです。

この記事を書いた人

あぐり

人生を通じて、あなたが果たすべきミッションは何なのか、ということも明らかになるはずです。 困難に直面している方も、人生を豊かにしたいと思う方にも 占術によって拓かれる新しい世界を体験していただきたいと思います。

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