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得意なもの・好きなものを育んでいこう  ☆☆☆あぐりの開運メッセージ☆☆☆

現在の教育は不得意なものを克服することに主眼が置かれている。

嫌いなニンジンを食べさせられたり、逆上がりを練習させられたり、好きでもない英語の勉強をしたり…。

できるようになって満足するのは親や教師だけだったりする。

それ以来、ニンジンは苦い嫌な思い出になるし、体育の授業は何とかしてサボる口実を見つけようとする。英語なんて響きが美しくないので野蛮人の言語だと信じるようになる。

ニンジンを無理に食べさせる理由はどこにあったのだろうか。戦争中には食糧難だったから、ダイコンばかり食べていたという人の話を聞いた。その人は、それ以来ダイコンが嫌いになってしまったという。そんな事情があるならやむを得ないけれども、幼少期の好き嫌いは大人になるにつれ大半は自然に解消されているともいう。たとえ、一生にニンジン食べなかったとても何か不都合があるのだろうか?

幸田露伴という人がいる。日本でも屈指の文豪だ。あるとき、娘の文さんに“草でも木でも孫娘が気に入ったものをなんでも買ってやるといい”と言って財布ごとを預けてくれたのだという。たくさんの草花や木が並ぶ店先で、孫娘が欲しいと言ったのは見事な鉢植えの藤だった。明日にも咲きそうなさ蕾をたわわに垂らしている立派な藤だったそうだ。もちろん、金額も立派。文さんは財布を空にしても届きそうにない藤の木から娘の気をそらして、小さな山椒の木を選ばせた。親がよくやる誘導である。

それを知った露伴はみるみる怒りをあらわにしたという。

露伴の語るところはこんな風だ。

  • 数ある草木の中から藤を選んだ孫娘の見識眼は確かなものだ。なぜ、その確かなものを見る目に応じてやれなかったのか。
  • 金額が高いということは言い訳にならない。露伴がお金を出すと言ったのだから。文さんは親のいいつけも子供のせっかくの選択も無にきしたのだ。
  • 多少金額がはるものであったにせよ、その藤をきっかけに花を慈しむ心を教えれば、その子の心を一生満たすものを授けられるからだ。
  • また、さらに植物に興味を抱けば、藤から蔦へ、つたからもみじへと好奇心の芽を育んでいけるかも知れない。それは子供にとって失い得ない財産となる。

自分が興味を持ったもの、得意なものから始めると世界が広がっていく。

子供や大人を問わずそれは創造性と愛情を育むことになるからだ。

だから、得意なことや好きなことを大切にしていきたいものだ。

この記事を書いた人

あぐり

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