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某件太郎とかれーの出会い 第二回

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前回からのつづき・・・

さて、若干“しゃばついておる”たい国の赤かれーと出会いを果たした、

その日をもって僕は、

人から『好きなかれーは?』

と問われると、

鼻高々に、

『ふふん、僕なんかは、たい国の赤かれーやなんかを好んで食しておるよ』

などと答えることで、“ちょいしゃば、ちょい汁こそ今風”的なかれー通の仲間入りを果たした余韻にひ
たっておったわけでありますが、

そんなある日、

友人とかれーの話になり、

友人の口から、とびだした単語に、

僕は焦燥感とともに、

軽いてんぱーりをおぼえたのであります。

その件の言語こそ、

『すーぷかりー』

であり、

かれー通であるはずのこの僕が、

あろうことか、生まれて初めて耳にする、

それも、かれーの一種類であることがほぼ確定事項であることは、

容易に想像できる単語であったのであります。


よもや知ったかぶりを目下の特技とする僕だけに、

『あ~、あれね・・・』

と、そ知らぬ体で答えながらも、

眼は空を泳ぎ、これ以上かれーの話題が続かぬことを切に強く念じる始末・・・

自分の無知っぷり、井の中の蛙っぷりを暗に暴露してしまった訳であります。

この事件により、

かれー新時代の波に乗り切れていない自分、

あろうことか、これまでかれー通を気取っておった自分を恥じ、

これは取り急ぎ、近日中に“すーぷかりー”なるものを、食してみなければなるまい、

など思いを巡らせておったわけですが、

なんの因果か陰謀か、

はたまた人の及ばぬところの業なのか、

こともあろうにその“すーぷかりー”の流れ波にいち早く乗っかり、

商いまではじめてしまった輩が我が旧楽友におることがわかり、

あれよあれよという間に、そこで占い稼業をやる運びとまでなってしまったのであります。

以来、僕は少なくとも週に二度はすーぷかれーを食しておるのであり、

“すーぷ”というだけあって、“ちょいしゃば”どころか、

しゃば汁の本地根源そのものであり、

果たして、かつてあれほどあった “しゃばしゃばなかれー” に対する蔑む、忌嫌う、

などのねがていぶな感情はどこへやら姿をくらまし彼の彼方、

いつの間にやら、しゃばしゃば大好き、ひでき、かんげきな輩と化し、

その美味さに舌鼓をうって、

うらないを行っておるのでございましたとさ。

おわり

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