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建築家への夢をあきらめずに・・・

今の仕事に特に不満があるわけではない。10年以上のキャリアを持ち、現場で実力も十分発揮できている。順当な昇進も果たした。けれどもこのままでいいのか?と心の奥にほのかに残り火のようなものが疼く。

プレイヤーとし人生を極めて、その分野のスペシャリストを目指すのか。

あるいは経営者として業界全体を牽引する役割を担うのか。

はたまた実利主義とはまったく別の芸術的な道を目指すのか。

もともと絵を描くことや音楽が好きで、あらゆる美を結集したものとして建築を学んだのだが、現実には報酬の良いIT関係の仕事についてしまった。そんな思いが微かに悔いをもたらしている…。

フランク・ロイド・ライトの「落水荘」、コルビジェの「サヴォア邸」、ミース・ファン・デル・ローエの「ファーンズワース邸」

それぞれの建築家が自分の理想を現実化したものだ。

建築とは人間の生の営み、つまり食事をする、仕事をする、睡眠をとる、といった日常をいかに理想的に実現していくかということを問われる総合芸術だ。

どんな家に住むかはその人の人生を大きく左右する。また逆に目指すべき理想に沿った建築をつくりあげることも可能だ。

フランク・ロイド・ライトの「旧帝国ホテル」の建物の完成披露パーティーは1923年9月1日。まさに関東大震災当日であった。

周辺の多くの建物が倒壊と火災に見舞われる中、ライトの「旧帝国ホテル」だけはほぼ無傷で威厳を誇っていたという。日比谷の軟弱地盤に対して水に船を浮かべるような技術を用いて建てたからだ。

さらに日本を代表する建築物に数寄屋造というものがある。数寄屋造りの当初の建て方は庶民の家で使われる土壁や粗末な木材が使用されていた。格式や様式にいっさい囚われない自由な空間を創造したのだ。

質素でありながらも洗練されている建築は作る側の力量が試される建築物だ。

お金をかければ理想的な建物はいくらでもできるが、限られた材料で美しく洗練されたものは感性の優れた建築家でなければ不可能だ。

日本の建築物は建てる者の技量も問うものとなっている。数寄屋では一切の装飾が排除されている。それは客人をもてなすのは亭主側の内面の磨かれた魂のみだという日本の伝統的な考えかたに根ざしている。

客人の眼差しは装飾によって紛らわされることはない。その空間では身分や職業は関係ない。魂と魂とが対話するために設がほどこされている。

建築家の仕事は幅広く奥が深い。今までIT業界で身につけた知識や技術も決して無駄にはならない。

真に自分の魂が目指す道を選ぶ方が人生の喜びが大きいかもしれない。

この記事を書いた人

あぐり

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