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情緒を磨くことは、魂を磨くこと   ☆☆☆あぐりの開運メッセージ☆☆☆

占い師として日々多くのご相談を受ける中で、私は「答えはすでにその人の中にある」と感じることがよくあります。

ただし、それは論理的な思考や理性の部分ではなく、もっと深いところ──「情緒」と呼ばれる心の奥に潜んでいるのです。

数学者・岡潔(おか きよし)は、その名著『春宵十話』の中で、「人間の本質とは何か」と問いかけて、次のように述べています。

「人間にとって本当に大事なのは知性ではなく、情緒である。」

情緒とは、感受性のこと。花が咲いたときに美しいと感じる心、人の優しさにふれて涙がこぼれるような、理屈では説明できない「心の振動」です。

日本人特有の「もののあはれ」や「わび」「さび」に通じるものがあるかもしれません。

岡は、日本の教育が知性偏重になった結果、人間としての本質が見失われつつあると警鐘を鳴らしました。

そして、情緒を育てることが、人間性を磨くことであり、ひいては世界との調和につながるのだと説いています。

では、この「情緒を磨く」とはどういうことでしょうか。

私は、占いがその一助になると信じています。

タロットや占星術、四柱推命など、どの占術にも共通するのは、「自分では気づきにくい心の声=潜在意識」を映し出すという点です。カードや星は、理屈では捉えきれない情緒のひだに光を当ててくれます。

たとえば、悲しみや怒り、寂しさの奥には、自分でも気づかなかった「本当の願い」が眠っていることがあります。

それを占いを通じて丁寧にすくい上げることで、人は少しずつ自分自身の心と対話できるようになり、情緒が磨かれていくのです。

岡潔はこうも言っています。

「情緒が育てば、知性も自然に伸びていく。」

これは、占いのセッションでも実感する言葉です。

心が整ってくると、不思議と現実も動き出します。良い出会いが訪れたり、目標に向けた行動が軽やかになったりする。

それは、情緒が澄んでくることで、魂の方向性が明確になるからではないでしょうか。

忙しい現代において、私たちはつい「効率」や「結果」にばかり目を向けがちです。

しかし、岡潔が指摘するように、「本当の人間らしさ」はもっと深いところ、情緒の豊かさの中にこそ宿るのです。

占いはその入り口です。自分の内側を見つめ、言葉にならない感情を受けとめていくこと。

そうして情緒が磨かれるとき、人生もまた、美しい春宵のように、静かに光を帯びていくのです。

参考文献 「春宵十話」 岡 潔  角川ソフィア文庫

この記事を書いた人

あぐり

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