原宿の占い館【ほしよみ堂】紫微斗数、占星術、タロット、易、四柱推命など

運がいいと言えば松下幸之助の逸話が有名だ。

自動車事故に遭って５メートルも飛ばされ、線路に落ちて轢かれるかと思いきや、列車が急停車して一命を取りとめたとか、船に乗っていたら巻き添えを食って海に放り出されて、泳げなかったのに助かったとか。

松下幸之助は「あなたは運がいいですか」と聞いて採用を決めていたという。

運がいいか悪いかなんて、わからないじゃないかと思うかもしれない。

だが、運が強い、運がいいと決めたものが強運になるのだ。

松下幸之助が企画した大きなイベントが、大雨のために中止になったことがあるそうだ。

せっかく時間を費やして企画したのに、まったくの無駄になってしまったのだ。

普通ならば、なんで今日にかぎってと嘆くだろうが、松下幸之助の場合は全く逆。

“雨のおかげで余分な経費を使わずに済んだ。今日は休めということだ。”と考えたという。

起きてしまったことは変わらないけれど、「なんで、こんなに運が悪いのか」と捉えるか「この困難を乗り越えられれば、スキルアップにつながる」と捉えるかでその後の道は大きく違ってくるだろう。

運というものは捉え方によって良くも悪くもなる。運を良くするのは本人の考え方に大きく左右されるのだ。それで、松下幸之助は自分を強運だと考えている人を雇ったのだ。

「自分は強運だ」と決めることによって「強運」になる情報を集めることができる。

これは人間の脳が持っている自然なはたらきだ。

外からもたらされる情報を人間は全て受け取っているわけではない。

一緒に旅行した友達と思い出話をした時に

「あの時、岩の上にたくさん虫がいたね」と言われたりしても、全く記憶に残っていないという経験はないだろうか。

家族や友人と一緒に旅行や食事をしていても、同じものを見ているとは限らない。

なぜだろうか。

人は見る世界を自分で決めているからだ。

「赤い服が欲しい」と思ったとすると赤いものが目についてくる。

「自分は強運だ」と考えると脳の自然なはたらきによって「強運」になる情報に目が行くようになる。

逆に「自分は不幸だ」と考えると「不幸」になる情報ばかり引き寄せることになる。

強運だと決めることはとても大切なことなのである。

これからは、自分のことを強運の持ち主だと思って生きてみる方が良さそうだ。