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無限地獄のようなおしゃべりをする人に出会ったら・・・

息もつかずしゃべり続ける人がいる。

少なくとも15分は話し続ける。(タイマーで測ったことは無いが…)

どんな呼吸法を習えば、そんな長いセンテンスを一気に話つづけることができるのか。

「この間主人に電話したら、お前はお金のことでしか電話してこないとか言われて、他に何が用があるってのよ全く、息子だっていい加減呆れてほっとけっていうんだけれども、そうはいかないでしょ、お金の話だけじゃないのよ…」(マシンガンを撃っている雰囲気で読んでいただけると再現性が高くなります。)

句点も読点もない。話している内容もまったく意味不明。

聞いている方は、ただただ話を聞き続けるだけの無限地獄に落とされたかのような気持ちになる。

メフィストもとてもおしゃべりだ。そう、あの「ファウスト」に登場する悪魔のメフィストだ。

メフィストは常に人間のファウストに語りかける。

この世の幸せという幸せを味わってみないか?

権力の座について何もかも思うままの人生を送ってみたくないか?

美しく若い女性と恋をしてみないか?

メフィストは人間の欲望や羨望、嫉妬、好奇心を次々と言語化するのだ。

そういう意味で彼女のようなおしゃべりな人はメフィストの代理人、人間界の欲望への旅へと誘う旅行会社の代理店の現地案内人なのかもしれない。

つまりユングのいう「集合的無意識」から湧き上がってくる声と考えると面白い。

そうなると、腑に落ちる点もある。のべつくまなく言葉を発し続け、決して対話が成り立たない。イタコの口寄せもそんなものなのだろうか。イタコには先祖などの霊が降臨したものだろうが、メフィストのおしゃべりが代弁するのは集合的無意識の意向なのだろう。

おそらく、集合的無意識というやつは、魔女の大鍋のようにぐつぐつと煮えたぎって、水蒸気を放出しているのだ。放出された集合的無意識の断片が顕在意識にまで立ちのぼって、言葉の断片となる。

普段の生活では意識化できない「集合的無意識」の情報を、断片的にもたらすのがメフィストのおしゃべりかもしれない、と仮定すると、これはとても貴重なものではないか。

潜在意識を書き換えるといっても何を書き換えたらいいのかわからない場合が多い。

そこで役に立つのがメフィストのおしゃべりだ。

「主人が家事を手伝ってくれない」→「主人が喜んで家事を手伝ってくれる」

「息子の成績が悪い」→「息子の成績が良くなる」

「彼氏がいない」→「素敵な彼氏ができた」

メフィストのおしゃべりは書き換えるべき課題を提供してくれるのだと考えると、とても素敵なことに思えてくる。

参考文献 「一瞬で『理想の自分』になる技術」 山王太稔 ワニブックス

「自我と無意識」 カール・ユング レグルス文庫        

この記事を書いた人

あぐり

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