HOME > 星読み師たちの総合ブログ > アーカイブ > あぐり > 人生の岐路に立ったときには・・・金の華の舞う島へ

  • banner1.jpg
  • 電話で問い合わせ

人生の岐路に立ったときには・・・金の華の舞う島へ

宮城県のリアス式海岸の南端に、古来より聖地と仰がれた島がある。

金の華の島と書いて金華島。

仙台から花巻を経て車で約二時間、鮎川港につく。

鯨漁でも有名なところらしい。

かもめたちの歓迎を受けながら30分の船旅だ。

険しい岸壁を左手に見て、小さな海上タクシーは波にのまれそうになりながら進んでいく。

半島を一周した頃に現れるのが金華島だ。

清々しくも神々しい姿だ。

船着場から黄金山神社まで徒歩でも20分ほど。

坂道が続くが海風が心地よい。

途中、鹿の群れが出迎えてくれた。

戦後のGHQ占領下では鹿は米軍兵によってライフルの標的になったという。

今は穏やかな顔で草をはんでいる。

本殿に続く長い階段を登ると、優しさに満ち溢れた空気が一面を覆っている。

心あらわれるひとときだ。

宿坊に一泊し翌朝は正式参拝にのぞむ。

今年は巳年なので黄金山神社は大祭の年。

ご神事が280日にもわたって行われ、今日で75日目。

貴重なご神事に同列させていただいた。

境内に響く警蹕の声。

神が厳かにご降臨される。

神との邂逅は魂への帰還の歓びである。

私たち人間がどこから来てどこに向かうのか…

自分の魂の源に立ち返り、ある種の生まれ変わりを体験することとも言える

そうして新たな生命力を得た魂は、ふたたび向かうべき未来への旅を開始するのだ。

一人一人が魂の帰還を果たすとき、互いに強い結びつきが生じる。

何年もの間、離れていた友との再会のような、時空を超えた家族と出会ってしまったような不思議な感動がある。

今まで分断されバラバラにされていた同胞が、ようやく我が家に還りついたのだ。

それぞれの顔は自分を取り戻したことの喜びで満ち溢れ、輝きをましている。

数百年の長きにわたりご神事を守り続けてきてくれたことの奇蹟。

何世代にもわたり、名を残すことも欲せず、ただ神の心を伝えたいという純粋な祈りによって繋がれてきたのだ。

神は信じるものではない。ただただ共にあるという実感。それを惟神という。

どこかの天使とか神とかいう空想や理念でつくりあげられたものではない。

説明や理屈を通して理解するものでもない。

肌感覚を通して誰もが味わうことができる。

それが日本に息づく神々だ。

自分に立ち返るとは個人主義になることではない。

本来の自分の居場所に戻るということだ。

自分が自己のうちに安心できる場所を見出した時にこそ

他者との真のつながりが育まれていくのだ。

人生の大きな岐路に立った時、自分に立ち返るならば、新しい未来が開けるだろう。

この記事を書いた人

あぐり

人生を通じて、あなたが果たすべきミッションは何なのか、ということも明らかになるはずです。 困難に直面している方も、人生を豊かにしたいと思う方にも 占術によって拓かれる新しい世界を体験していただきたいと思います。

個人レッスンからオンライン・無料動画講座まで

副業OK!LINE占いや電話占いなど様々な形態で働けます

オンラインでチャット占いCoCoYomi

メルマガ登録はこちら

ほしよみ堂チャンネル
ほしよみ堂チャンネル

ほしよみシステム
ほしよみシステムは、生年月日や名前を入力するだけで四柱推命・紫微斗数・九星気学・姓名判断が一括で出せる総合鑑定サービスです。

< やる気が出ない、そんな時は  |  一覧へ戻る  |  脱・他力本願 >

このページのトップへ

最近のエントリー

星読み師一覧

月別 アーカイブ