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過ちを重ねて、人の心を学ぶ。

失敗を悔いてもはじまらない。

向上心とは、挽回することしか考えない心だ!

 

とは、師匠の中島先生の教え。

 

で、前回の続き。

 

先日、お盆を床に落下させ、

割ってしまった僕。

ですが、弟子としては、

やはり、冒頭の言葉を実践しなければならない。

 

と前向きに考えていたところ

 

 

閃きました!

 

唯一、先代のお盆に顔向けできるであろう品を!

 

 

以前、実家に帰省した折、

母の書棚にあったある一冊の本が、

僕の目に留まりました。

 

『茶の湯と易と陰陽五行』(淡交社)

 

母は、僕が幼いころより、

趣味として「茶の湯」を嗜んでいました。

いつしか趣味が高じ、

生徒をとるようになり、

「先生」と呼ばれるように。

 

終いには、仏間に炉を切り、

クローゼットを水屋にするほどの傾倒っぷり。

茶器や書籍の数も半端ではありません。

 

いっぽう、僕はといえば、

茶の湯なぞには見向きもせず、

放蕩の日々を送ってきたわけです。

そう、この本に出会うまでは。

 

まさか、茶の湯と占いが関係あろうとは、

想像さえしていませんでした。

 

関係があるといっても、

こじつけたような、

わかりづらい関係ではありません。

 

かなり、明確でダイレクトな関係。

たとえば、コレ。

 

風炉水卦03s.jpg 

 

茶の湯で、

お湯を沸かすとき、

炭を置くための「風炉」という道具です。

 

中に入っているのは、灰。

そして、真ん中に書いてある、

短い棒線と長い棒線。

 

水卦.jpg

 

これこそが、ズバリ『易(eki)』のマーク。

専門的には、《八卦(はっか)》。

その中の「水」をあらわす記号です。

 

当時の僕にとっては、

かなり衝撃的な発見!

 

 

で、調べていくうちに、

「易」関連のアイテムが多くある事が判明。

そのひとつがコチラ。

 

 

八卦盆02s_ef.JPG

 

 

なんと「八卦」すべてが、

螺鈿によって描かれています。

どうやら「八卦盆」という名前だそう。

 

実家には、実物もありました。

茶の湯を知らなくても、

「易」を知っている人なら、心惹かれる一品です。

 

 

さて、このお盆の存在を思い出し、

これしかない!

と思った僕は、さっそく母に、

八卦盆の金額を調べてもらうよう

連絡をとりました。

 

 

5分も経たないうちに、折り返しの電話。

「いくら、だったか?」

と聞いたところ、

もう注文して、送ったとのこと。

 

え?

金額を聞いただけなのに

 

あ、決してねだってなんてないですよ。

 

ともあれ、

親の心、子知らず。

といったところ。

 

茶の湯に見向きもしなかった息子が、

占いを通じて、

茶の湯に興味を持った。

それが、よほどうれしかったのでしょう。

 

決して安くはないだろうに。

この恩は、いずれ必ず返そう。

これを機会に茶の湯と向かい合うのもいいだろう。

そう、心に誓ったわけです。

 

さて、今回のお盆事件で、

失敗を2度犯してしまったわけですが、

代わりに大きな学びを得たのです。

「物」ではなく「人の気持ち」のありがたさを、

なにより、自分が恵まれていることを

実感させていただきました。

 

 

ということで、

『渋谷ほしよみ堂』の2代目お盆となる一品。

近日中にお店に持っていく予定です。

某 件太郎

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渋谷ほしよみ堂の火曜日を担当しています。
 
担当日以外でも、ご予約いただければ鑑定可能です。
 
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