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違う意味で師走です。

 師走ですね。

みんなも走っています。

坊主が走ると書いて師走。

私の頭の中にもお坊さんが駆け巡りました。



プロフィールにもありますが、

私の人生に『不幸』というなの闇を与えつづけた

暗黒の帝王である私の父親。

両親の離婚以来、かれこれ15年音信不通です。

今もってお互いに所在を知りません。

実は離婚する前に住んでいた家が取り壊しになり、

そのことで母に連絡が入ったそうです。

今はそこに父の住んでいる形跡はなく・・

しかし荷物はそのままに。





母が荷物をどうするのか?

父に聞きたいので、連絡先を教えて欲しいと、

父の実家に電話をしたまでは良かったのですが。

『父は2年前の春、死んだよ』と祖母が言ったそうです。

立派なお墓がいくつももある家ですが、

なぜか父は遠く離れた無縁仏に入れられていると。

確かに兄弟からも煙たがられ、

母には見捨てられ

子供からも見放され、

天涯孤独の父ですから。






祖母は父の兄弟達に頼んで、

『そのお墓に行きたい!』

一度でいいから手を合わせたいと懇願したそうです。

しかし兄弟は会わない方がいい、

お墓には絶対連れていかないといわれ、

祖母は家の柱にしがみついて泣いたとか。





母が祖母と電話をし、そう聞いたそうです。

もちろん私にも一方が入りました。

確かにろくでもない親なのですが、

孤独死してもしょうがないような人生ですが、

実家のお墓に入れてもらえないような死に様だったなんて・・

最後まで人に迷惑をかける人だな~っと。





真っ先に自殺を考えました。

父の兄弟が、産みの母である祖母に最後会わせないってことは、

よっぽど壮絶な死に方だったのか?

遺体や顔をみせれないくらい変死体だったのか?

もしや、誰かを殺めてしまって自分も死んだのか?

それくらいしても、おかしくないような父親です。





離婚してから父の兄弟親戚とも疎遠になったきりなので、

私が唯一知っていた叔母に電話をし、真相を聞いてみたのです。

すると祖母の近所の方が、あるお墓で、

父と同姓同名のお塔婆を見たと、祖母に伝えたそうです。

ただそれだけの事なんです。

遺体をみたとか、警察から電話がきたとかではなく、

同姓同名のお塔婆があっただけ。

実は叔母から聞いて初めてしりましたが、

祖母は認知症になっていたそうです。

そんな状態の電話ですから、祖母が思い込み?

被害妄想?で大げさに話しをしたのではないかと。




私も祖母に最後に会ったのは、20年前くらいのこと。

まさか祖母が認知症になっていたなんて・・・

勝ち気で男勝りな祖母でしたから、

想像がつきませんでした。

そんな認知症の祖母の話しを素直に聞いてしまった母。





人の妄想ってすごいですね。

頭の中でものすごい妄想が・・・

死→葬式→お墓。

私のなかで確かにお坊さんが走りました。

まさに師走ですね。





あぁ~心配して損した。

本当に損した。

くそぉ~!この疲労感を返せ!っと

年末最後のぼやきをブログにかいてみました。

しかし、一安心したのでこれでよい締めくくりが出来そうです。

*夢猫 ムニャ*


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