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2026年7月9日 甲申   初秋の大樹が、古い枝を落として新しい風を受け入れる日

甲は、大樹。
まっすぐに天へ向かって伸びる木です。

申は、秋の始まり。
夏の勢いが少しずつ鎮まり、空気の中に涼やかな気配が差しはじめる時です。

甲申は、初秋の大樹のような日です。

夏の間に大きく伸ばした枝葉を、秋の風が揺らします。
その風は、ただ優しいだけではありません。
いらない枝を落とし、古い葉を手放し、次の季節に向けて樹形を整えていく風です。

この日は、これまでのやり方にしがみつくよりも、
「もっと別の道はないか」
「自分らしい方法で進めないか」
「今までの価値観を手放すことで、かえって道が開けるのではないか」
と、新しい視点から物事を見直すことに向いています。

甲の大樹は、信念を持っています。
けれど申の風は、その信念を硬直させません。
むしろ、状況に応じて枝ぶりを変え、光の差す方向へ伸びていく知恵を与えてくれます。

甲申の日は、まっすぐでありながら、柔軟であること。
理想を失わずに、方法を変えること。
古い自分を守るのではなく、新しい自分へ向かって形を変えていくこと。

そこに、この日の大きなテーマがあります。

二十四節気は小暑、七十二候は温風至

暦の上では、202679日は小暑の時期にあたります。
七十二候では、小暑初候・温風至(あつかぜいたる)77日頃から712日頃にあたり、雲の間から注ぐ陽射しが強まり、梅雨明けからじりじりとした暑さが始まる頃とされます。

温風至。
あたたかな風が至る、と書きますが、実際には夏の熱を含んだ風です。

けれど、今日の甲申と重ねると、この熱風はただ体力を奪うものではありません。
内側に残っていた迷いを乾かし、決断を促す風でもあります。

湿った感情。
先延ばしにしていた課題。
なんとなく続けてきた関係。
本当はもう合わなくなっている考え方。

そうしたものに、初秋の気配を含んだ熱い風が吹き抜けます。

この日は、静かに整えるだけでなく、
「もうこれは違う」
「このやり方ではない」
「私は別の道を選ぶ」
と、内側で何かを切り替える力が働きやすい日です。

月は牡羊座から牡牛座へ

月は5:30分、牡羊座から牡牛座へ移ります。
牡羊座の月は、衝動、始まり、直感的な行動を表します。
そこから牡牛座の月へ移ることで、気分は少し落ち着き、現実感覚、身体感覚、安心できる土台へと意識が向かっていきます。

甲申の革新的な力に、牡牛座の月が加わることで、今日のテーマはさらに明確になります。

それは、ただ壊すのではなく、根づく形へ変えることです。

新しい発想が浮かんでも、すぐに形にできなければ意味がない。
理想があっても、身体が疲れ切っていては続かない。
変化を起こすにも、足元の安心が必要です。

今日は、古い価値観を手放しながらも、生活、身体、収入、習慣、居場所といった現実の土台を丁寧に見直すとよいでしょう。

この記事を書いた人

あぐり

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