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2026年4月24日 戊辰 胸に宿る火は、やがて光となり世界を照らす ― 月、蟹座から獅子座へ

それは「春の終わりの山」。
静かに、しかし確かに、内に力を蓄えた大地のような日です。

辰は、これまで育まれてきたものが形を持ち始める兆しを含み、戊は揺るがぬ土台を意味します。目に見えぬところで続けてきた努力や思いが、やがて現実として姿を現そうとする、そんな節目の気配を帯びています。


この日、月は蟹座に滞在しながら、4時40分に獅子座へと移行します。

蟹座の月は、「守る心」。
自分や大切な人を包み込むような、やわらかな感情を象徴します。
安心できる場所、心を許せる関係、静かなぬくもり。
そうしたものに意識が向きやすく、内側へと沈み込むような時間が流れていたでしょう。

しかし――
夜明け前、月はその水の領域を離れ、火の宮である獅子座へと移ります。


獅子座の月は、「表現する心」。
守るだけではなく、自らを輝かせる意志へと変わっていきます。

蟹座が「内なる愛」であるならば、
獅子座は「外へ放つ愛」。

心の奥で温めていた想いが、
「伝えたい」「表現したい」という衝動へと変わるのです。


この日の空には、引き続き牡羊座に太陽・火星・土星・海王星が集まり、
強い「はじまりのエネルギー」が満ちています。

牡羊座の火は、衝動であり、誕生であり、突破です。
そこに獅子座の月が呼応することで、

「自分という存在をどう生きるか」
「どんな形で世界に現れていくのか」

という問いが、より鮮やかに浮かび上がってくるでしょう。


ただし、この火は単なる自己主張ではありません。

蟹座から移行してきた月は、
すでに「守るべきもの」「大切にしたいもの」を知っています。

だからこそ、獅子座の表現は、
空虚な誇示ではなく、

「愛ゆえの表現」
「守りたいものを照らすための光」

へと変わっていくのです。


この日は、
無理に大きく見せようとする必要はありません。

むしろ大切なのは、
胸の奥にある「これだけは譲れない」という火に気づくこと。

それは誰に見せるためでもなく、
誰かに認められるためでもなく、

あなた自身があなたであるための火です。


戊辰という大地のエネルギーは、
その火をしっかりと支えます。

焦らず、崩れず、
しかし確実に積み重ねていく力。

今日という日は、
「派手に輝く日」ではなく、

「本物の輝きの根を張る日」なのです。


もし、これまで遠慮していたことがあるなら。
もし、心の奥で言えずにいた言葉があるなら。

この月の移ろいに合わせて、
ほんの少しだけ、自分を外へと開いてみてください。

大きな声でなくてもいい。
劇的な行動でなくてもいい。

ただ、あなたの内なる火に、
そっと風を送るように。


その小さな灯りは、やがて消えぬ光となり、
静かに、しかし確かに、
あなた自身の道を照らしていくでしょう。

この記事を書いた人

あぐり

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