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図書館にて

今日、久しぶりに近所の図書館へ行ったのだが、

建物の前にある駐輪場が、自転車で溢れかえっている光景を見て、

はたと思い出した。


そう、終わりが来るのである。


小中高の学生にとっては、

そろそろ 「 夏休み 」 が終わりを告げる、

そんな雰囲気を醸し出す頃である。
 

彼らにとっては、焦りと切なさが同時に襲ってくる時期でもあるだろう。

お勤めの方々でいうところの、「 日曜日の夕方のサザエさん 」 状態である。

 

館内は予想どおり、子供たちが総人口の6割ぐらいを占めていた。

僕はいつものように、「民俗学」、「歴史」、「新書」と各ジャンルの書棚を順にまわり、

「神秘学(宗教関連)」の書棚の前で、借りる本を物色していた。


すると、中学生くらいかと思われる女の子が、

僕の前を行ったり来たりしている。


「おそらく、作文の材料でも探しているんだろう。

残念ながら、ここではないですよ、文学コーナーは。」


と心の中で思っていた矢先、彼女は手に持っていた本を、書棚にもどして歩き去って行った。


「なんだ、<借りようかと思ったけど、やっぱりやめた本>を棚に戻すべく探してたんだ」


結局、戻すべき書棚がみつからず、宗教コーナーにでも、適当に戻したのかと思った僕は、

彼女が、僕の目の前で書棚に突っ込んでいった、その本の背表紙をみて驚愕した。



「インドの神々」



なにが、彼女を駆り立てたのだろうか?

どう見てもフツーの中学生っぽい子だった。

中学生にして、ヒンドゥー教の神々に興味をしめすとは・・・

 

それが、学校の課題ではないことはおおむね確かであろう。

 たぶんプライベート用である。

 

いやしかし、思い出してみるに、僕もかつて中学生だった頃、

そういえば、お経の本とか、神々系の本を買い求めていた経験がある。

そんな本を買うなんて、自分は変人に違いないとさえ思っていた。


それが、こうして客観的に出くわしてみると、けっこう衝撃的なシーンであった。

そして、なぜ彼女は借りるのをやめたのだろうか?

図書館カードでも忘れたのだろうか?

それとももっと別な、「葛藤」のようなものがあったとか?


謎は深まるばかりである。



某 件太郎

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