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本当の自分って、誰? 何も解決していないのに、占いのあとでスッキリする理由

本当の自分を映すレトロコラージュ.png

占いの仕事をしていると、不思議に思うことがあります。

相談にいらしたときには、あんなに悩んでいたお客様が、帰るころには晴れやかな顔をしている。

「来てよかったです!」
「なんだかスッキリしました」

そう言っていただけるのは、とても嬉しいことです。

でも、よく考えてみると、何かが解決したわけではないんですよね。

好きな人から連絡が来たわけでも、職場の人間関係が改善したわけでもない。帰ったら、さっきまで悩んでいたのと同じ日常が待っています。

それなのに、どうして気持ちが軽くなるのでしょう。

最近、私はその理由について考えていました。

自分のことは、自分が一番わかっている?

私たちは、自分のことを知りたいと思うと、まず自分の内側を探します。

私はどういう性格なんだろう。
本当は何がしたいんだろう。
どうして、いつもこうなってしまうんだろう。

でも、自分の中をいくら探しても、そこにいるのは「自分が思っている自分」なんですよね。

では、他人の目に映っている自分はどうでしょう。

仕事仲間からは、しっかり者だと思われているかもしれない。

友達からは、ちょっと抜けている人だと思われているかもしれない。

恋人からは、甘えん坊に見えているかもしれない。

どれが本当の自分なのでしょうか。

私は、どれも自分なのだと思います。

ただし、相手もまた、その人自身の経験や価値観というフィルターを通して、私たちを見ています。

同じ言葉を聞いても、頼もしいと思う人もいれば、きついと感じる人もいる。

だから、一人の評価だけで自分を決めてしまうのは、少し乱暴な気がするのです。

自分探しは、デッサンに似ている

自分を知ることは、絵を描くことに似ているのかもしれません。

それも、一本の輪郭線で形を決める線画ではなく、何本も線を重ねていくデッサンです。

こんな場面では、私はこう振る舞う。

こんな考え方の人からは、こう見えている。

こういう状況になると、自分のこんな一面が出てくる。

一つひとつは、まだ頼りない線です。

ときには、誰かから思いがけないことを言われて、「私はそんな人間じゃない!」と反発するかもしれません。

でも、その反発にも、考えてみる価値がある。

なぜ、そんなふうに見られたのだろう。

なぜ、自分はそれを嫌だと思ったのだろう。

ほかの人から見たら、どうなのだろう。

そうやって角度を変えながら線を重ねていくと、少しずつ自分の姿が見えてくる。

最初に引いた一本の線だけでは、到底描けなかった姿です。

「あの人は私をどう思っていますか?」

占いで、とてもよく聞かれる質問です。

もちろん、好きな人の気持ちは知りたいものです。

でも、この質問には、もう一つの意味があるのではないでしょうか。

「あの人の目には、私はどんな人として映っているの?」

相手が自分をどう見ているかを知ることは、自分の知らなかった一面に出会うことでもあります。

思っていたより大切にされていると気づくこともあれば、よかれと思ってしていたことが、相手には違う意味で伝わっていたと知ることもある。

その答えに納得することも、反発することもあるでしょう。

でも、どちらにしても、そこから新しい対話が始まります。

そして、一人の目に映った自分が、自分のすべてではないとわかれば、必要以上に自分を責めずに済むこともあります。

「あの人には、そう見えていたんだ」

それだけでも、ずいぶん違うのではないでしょうか。

何も変わっていない。でも、見え方が変わった。

鑑定中、私はお客様にいろいろなことを質問します。

お話を聞いて、占って、また質問する。

すると、最初は一つの意味しか持っていなかった出来事に、別の見方が生まれることがあります。

「嫌われた」と思っていたことが、必ずしもそうとは限らないと気づいたり。

「自分が悪い」と思っていたことを、もう少し広い視野で眺められるようになったり。

あるいは、これまで考えたこともなかった自分の気持ちに出会ったり。

そのとき、現実の出来事は何も変わっていません。

でも、目の前の世界が、さっきまでとは少し違って見える。

もしかすると、鑑定を終えたお客様がスッキリした顔で帰っていかれるのは、そういうことなのかもしれません。

本当の自分は、どこかに隠れていて、ある日突然見つかるものではないのでしょう。

人との関わりや対話の中で、知らなかった自分に出会いながら、少しずつ描いていくもの。

そう考えると、自分探しは一生かけても終わらないのかもしれません。

でも、私はそれを、ちっとも残念なことだとは思わないのです。

☆ロザリン☆

片思い・復縁専門占い師。「遊ばれた」という言葉を、全女子の辞書から消したい――そんな思いで鑑定を続けている。『カバラ数秘の本』著者。占い講師として300人以上の占い師デビューをサポート。「当たる」だけではなく、「悩んでいることがバカバカしくなる」鑑定を大切にしている。

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教科書のようにベーシックで、即鑑定に役立つ本を目指しました。

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