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問題は、あった方がいい。 欠点は直さなければいけないのでしょうか?

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以前の私は、問題があること自体、良くないことだと思っていました。

仕事で問題が起きれば、何かを間違えたのだと思う。
自分の欠点が見つかれば、直さなければいけないと思う。

問題のない状態が理想で、そこに近づくことが成長なのだ、と
どこかで考えていたのだと思います。

ところが、師匠の中島多加仁先生は、こんなことをおっしゃいます。

「問題点=改善点。だから、問題はあった方がいい」

最初は、ずいぶん意外な考え方だと思いました。

でも、考えてみればその通りです。

問題が見つかるということは、今までより良くする方法が見つかるということ。

過去から学ぶとは、過去の自分を責めることではなかったのです!
これまでの経験をもとに、次はどうすればもっと良くなるのかを知ることでした。

それを知ってから、私は以前よりも問題が怖くなくなり、
現実を見ることができるようになっていきました。

でも、見つけた問題は全部直すの?

ここで、もうひとつ考えたいことがあります。

問題点が改善点だからといって、見つけた問題をすべて改善しなければならないのでしょうか。

例えば、慎重すぎて決断が遅い人がいたとします。

本人は「もっと素早く決められるようになりたい」と思っているかもしれません。

けれど、その慎重さのおかげで、大きな失敗を避けてきたのかもしれない。

決断が遅いことが問題なのではなく、
急いで決めなければならない場面にばかり身を置いていることが問題なのかもしれません。

もちろん、本当に決断力を身につけた方がいい場合もあるでしょう。

大切なのは、欠点が見つかった瞬間に「では、直しましょう」と
簡単に結論を出さないことだと思います。

問題が見つかったら、そこには何かを知る手がかりがある。

けれど、何が見つかるかは、もう少し調べてみなければわかりません。

「良くない状況ですね」で終わらせない

占いの相談でも、同じことを感じます。

恋人とうまくいっていない。
仕事が思うように進まない。
何度も同じ失敗を繰り返してしまう。

相談に来る方は、たいてい、ご自身の状況が良くないことをすでにわかっています。

それを何とかしたくて、占いに来てくださるのです。

そこで占い師が
「今は良くない状況ですね」
「あなたのここが問題ですね」と伝えるだけでは、
相談に来た意味がありません。

知りたいのは、その先のことですよね。

自分はこうなりたい。

でも、現実はそうなっていない。

その二つは、どこでずれているのでしょう。

そして、何がわかれば、望んでいる状態に近づけるのでしょうか。

ここで占い師が、最初に見つけた問題だけにとらわれてしまうと、
見落とすことがあると思うのです。

同じ問題を、違う角度から見てみる

占いには、大きく分けて「命術」「卜術」「相術」という三つの種類があります。

命術は、生年月日や出生時刻などをもとに、その人の持って生まれた資質や人生の傾向、運命の流れを読み解く占いです。

目の前の問題を、その人の人生という大きな流れの中で見ることができます。

卜術は、今という瞬間を起点に、物事の奥にある事情を鋭く読み解く占いです。

表面に現れている出来事だけではわからないことや、これからの展開を探ることができます。

相術は、手相や人相など、目に見える形や現れ方から状態を読み取る占いです。

生まれ持った性質だけではわからない、現在のその人の状態を知る手がかりにもなります。

同じ相談でも、どの角度から見るかによって、わかることが違います。

本人が欠点だと思っていたものが、実は大切な資質かもしれない。

性格の問題だと思っていたことが、一時的な状態によるものかもしれない。

目の前の出来事には、まだ見えていない事情があるのかもしれない。

だから私は、占い師は命・卜・相のいずれも学び、研鑽を続けることが大切だと思っています。

占えることを増やすためだけではありません。

ひとつの見方だけで、その人の可能性を狭めてしまわないためです。

問題が見つかったら、そこからが面白い

問題があることは、悪いことではない。

問題が見つかるということは、今まで知らなかったことを知る機会が生まれたということです。

ただし、そこで見つかったものが、必ずしも「直すべき欠点」とは限りません。

変えた方がいいこともあれば、そのまま活かした方がいいこともある。もっと別のところに目を向けた方がいい場合だってあるでしょう。

何が正解なのかを、最初から決めつける必要はありません。

問題が見つかったら、そこから何がわかるだろう。

そんなふうに考えられるようになったことは、私自身にとっても大きな変化でした。

以前は、問題を見つけるのが怖かった。

今は、問題が見つかったら、その先に何があるのかを知りたくなります。

☆ロザリン☆

片思い・復縁専門占い師。「遊ばれた」という言葉を、全女子の辞書から消したい――そんな思いで鑑定を続けている。『カバラ数秘の本』著者。占い講師として300人以上の占い師デビューをサポート。「当たる」だけではなく、「悩んでいることがバカバカしくなる」鑑定を大切にしている。

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教科書のようにベーシックで、即鑑定に役立つ本を目指しました。

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