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恋は事故。でも、交際は意思。好きなのに、うまくいかない恋愛の正体

レトロ映画風「恋は事故。」コラージュ.png

恋に落ちるのは、事故みたいなもの。

好きになる予定なんてなかったのに、気づけばその人のことを考えている。

顔が好みだったのかもしれない。
声が好きだったのかもしれない。
たまたま優しくされたのかもしれない。

どう考えても自分の好みではない人に、なぜか夢中になってしまうことだってあります。

好きになるために努力したわけではないし、好きにならないよう気をつけていても、好きになるときはなる。

恋は、本人の意思を追い越してくる。

だから私は、恋をすること自体に努力はいらないと思っています。

でも、好きな人と幸せに日々を重ねることは、簡単ではないとも思うのです。

好きなのに、どうして会おうとしないの?

「彼は、私のことが好きなんでしょうか?」

話を聞くと、会えば仲良く過ごせる。
優しくもしてくれるし、別れたいと言われたわけでもない。

でも、次に会う約束は、いつも自分から。
連絡しなければ、そのまま何日も過ぎてしまう。

会っているときは、好かれていると思える。
会っていないときは、わからなくなる。

そんな日々が続けば、本当の気持ちを確かめたくなる。

ただ、彼があなたを好きかどうかと、二人の関係がどう続いているかは、
分けて考えたほうがいいのかもしれません。

何年も会っていない人を、ずっと好きでいることだってできます。

相手がどこで何をしているか知らなくても、恋心は残る。

「好き」は、一人でも成立するんです。

恋人でいることは、二人ですること

どれほど好きでも、二人の予定が自然に合うわけではないし、
思っていることが全部伝わるわけでもない。

どちらかが誘い、もう一人が応じる。
都合が合わなければ、別の日を考える。
嬉しかったことや、嫌だったことを伝える。

恋心が生まれたときには必要なかった相談や調整が、恋人になると必要になる。

二人が一緒に歩んでいくためには、この関係を守る「意思」が必要です。

もちろん、誘う回数も連絡する回数も、同じでなくていいと思います。

予定を立てるのが得意な人がいて、それを楽しみにしている人がいる。
二人とも心地よいなら、そんな付き合い方もあるでしょう。

ただ、一人は心地よく過ごしていて、もう一人は寂しさを抱えていることもあります。

同じ二人の関係なのに、そこで過ごしている時間の感じ方が違ったら、
そのすれ違いは、見過ごせないものになっていく気がするのです。

「好きだよ」と言われても、寂しさが残る

「本当に、私のこと好きなの?」

「好きだよ」

質問には、ちゃんと答えが返ってきています。

嘘をついているわけでも、はぐらかしているわけでもないのかもしれません。

彼は、気持ちを聞かれて、気持ちを答えた。
好きなのだから、二人はうまくいっていると思っているかもしれない。

一方、彼女がその質問をしたのは、自分から誘わなければ会えない日々が寂しかったからです。

「好きだよ」と言われれば、嬉しい。
疑ってしまって悪かったかな、とも思う。

好きでいてくれるのなら、もう少し待とう。
忙しいのだろうし、わがままを言わないほうがいい。

そうして会話は終わる。

でも、次に会う日を考えているのは、やっぱり自分だけ。

彼は安心して、彼女は我慢する。
同じ「好きだよ」という言葉のあとに、二人が持ち帰るものは違っていたりします。

欲しかった答えは、もらったはずなのに。

そんな寂しさは、言葉にしにくいものです。

好きと言ってくれる彼を疑いたいわけではない。
もっと強く愛してほしい、と要求したいわけでもない。

ただ、次に会うことを、彼も楽しみに考えてくれていたら。
自分が動く前に、ときどき彼から手が伸びてきたら。

それだけで、ずいぶん違ったのかもしれません。

恋が冷めるのは、裏切りじゃない

恋心があれば、多少の寂しさは越えられることがあります。

会いたいから、自分から誘う。
声を聞きたいから、連絡する。

その行動自体が、楽しい時期もあるでしょう。

でも、同じことをしているうちに、気持ちが変わることもあります。

次はいつ会えるだろう、と考えていた人が、
次も私から誘うのか、と考えるようになる。

会いたさの中に、疲れが混じってくる。

以前は何より楽しみだった約束なのに、予定が決まるまでのやり取りを、少し面倒に感じる。

嫌いになったわけではない。
会えば、今でも楽しい。

それでも、前と同じ気持ちではいられなくなることがあります。

私は、それを愛情が足りなかったせいだとは思いません。

関係を続けることに疲れた自分を見つけて、初めて、
どれほど一人で頑張っていたかに気づくこともあるのでしょう。

恋は事故。でも、交際は意思。

彼の「好きだよ」は、ほんとうだったのかもしれない。

そして、その言葉を聞いても消えなかったあなたの寂しさも、ほんとうです。

好き同士なのに、うまくいかない。
その切なさは、どちらかの愛情を疑うだけでは、ほどけないことがあります。

恋は事故。でも、交際は意思。

偶然好きになった二人が、そのあと会う時間をつくり、互いの生活に関わり続けていく。

私は、恋愛相談で「好き」という言葉のあとに残るものも、聞いていたいと思っています。

嬉しかったこと。
それでも気になったこと。
好きだと言われたから、飲み込んでしまったこと。

「本当に好きなの?」

その短い問いの中には、ときどき、それだけでは答えきれない思いが入っています。

☆ロザリン☆

片思い・復縁専門占い師。「遊ばれた」という言葉を、全女子の辞書から消したい――そんな思いで鑑定を続けている。『カバラ数秘の本』著者。占い講師として300人以上の占い師デビューをサポート。「当たる」だけではなく、「悩んでいることがバカバカしくなる」鑑定を大切にしている。

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