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ルーメ・トーポ⚡『落窪物語』が教えてくれる、「私さえ我慢すればいい」と思ってしまう理由

「彼は忙しいから、

会いたいなんて言えない。」

「寂しいと言ったら、

重い女だと思われるかもしれない。」

「私がもう少し我慢すれば、

きっとうまくいく。」

そうやって、

今日も本当は大丈夫じゃないのに

「大丈夫」と笑ってしまう。

本当はもっと連絡がほしい。

たまには彼の方から

「会いたい」と言ってほしい。

できることなら、

何も言わなくても

寂しさに気づいてほしい。

本音を伝えて彼が離れていったら?

今まで我慢してきた時間は、

何だったのだろう。

そう考えると、

何も言えなくなってしまう。

彼に嫌われないために

我慢しているうちに、

自分の気持ちまで

分からなくなっていませんか?

恋愛では、

相手を大切にしたいという優しさが、

いつの間にか自分を

苦しめてしまうことがあります。

実は、平安時代の『落窪物語』にも、

自分の意思を自由に表せず、

苦しい環境に耐える女性が描かれています。

今回は、この物語から

「我慢する恋愛」と

「本当に大切にされること」

について考えてみましょう。

『落窪物語』とは?

日本版シンデレラの物語

『落窪物語』は、

平安時代に成立した作者未詳の物語です。

主人公は、母を亡くし、

継母から冷遇されている姫君。

床の低い「落窪」という

部屋に住まわされ、

召使いのように

裁縫を押しつけられていました。

本来なら

大切にされるはずの姫君が、

家族の中で理不尽な

扱いを受けていたのです。

そんな姫君を支えたのが、

女房の阿漕でした。

阿漕は姫君の苦しみを理解し、

彼女を気にかける少将との

仲を取り持ちます。

やがて姫君は少将に救い出され、

苦しい環境から抜け出して

新しい人生へ進んでいきます。

この物語は、

日本版シンデレラとも呼ばれています。

ただ、

私が注目したいのは、

姫君が幸せになるという結末だけではありません。

姫君の人生が変わったのは、

もっと我慢したからではなく、

その苦しみに気づき、

行動してくれる人がいたからです。

ここに、

現代の恋愛にも通じる大切なことが

隠されているように思います。

なぜ

「私さえ我慢すればいい」

と思ってしまうのか

恋愛相談をお受けしていると、

彼の事情を一生懸命

説明してくださる方がいます。

「仕事が忙しいんです。」

「もともと連絡がマメじゃないんです。」

「過去の恋愛で傷ついているので、

仕方ないんです。」

お話を伺っていると、

彼の性格も、仕事の状況も、

過去の恋愛も、

本当によく理解されている

ことが伝わってきます。

それだけ相手のことを考えてきたのでしょう。

もちろん、

彼の事情を理解することは大切です。

親密になるほど距離を置きたくなる、

回避的な傾向がある人もいます。

ただ、連絡が少ないことだけで、

彼の気持ちや性格を

決めつけることはできません。

そして、

ここで一つ考えてほしいことがあります。

「彼にも事情がある」と理解することと、

「だから私は傷ついても仕方ない」

と諦めることは、同じではありません。

彼が忙しいことは分かっている。

一人の時間が必要なことも理解している。

無理に連絡を求めたら、

負担になるかもしれない。

だから、寂しくても我慢する。

でも、

彼のことを理解しようとすればするほど、

自分の気持ちを後回しにしてしまう。

そんなとき、私は思うのです。

彼の気持ちを理解しようとする

あなたの気持ちは、

誰が理解してくれるのでしょうか。

優しい人ほど、相手の事情を考えます。

そして、

その優しさが強いほど、

自分の寂しさをわがままだと

思ってしまうことがあります。

けれど、

寂しいと感じること自体は、

わがままではありません。

相手を思いやることと、

自分の気持ちを押し殺すことは違うのです。


会えば優しい彼を、

諦められない理由

「そんなにつらいなら、別れればいいのに。」

周囲からそう言われても、

簡単には離れられないことがあります。

なぜなら、

あなたが知っている彼は、

冷たいだけの人ではないからです。

普段は連絡が少ないのに、会えば優しい。

そっけない態度を取るのに、

困っていると助けてくれる。

何も言わなくても、

こちらの気持ちを察してくれることがある。

そんな彼の優しさを知っているからこそ、

簡単には諦められない。

「あのときの優しさは、本物だったはず。」

「本当は私のことを

大切に思ってくれているのかもしれない。」

そう思うたびに、もう少し待ってみようと考える。

何度も連絡を待った。

会いたい気持ちを我慢した。

彼を理解しようと頑張った。

これだけ努力したのだから、

いつか報われてほしい。

そう願うのも自然なことです。

ここで少し厳しいことを言います。

彼が優しかった思い出だけで、

今の寂しさを埋めようとしていませんか?

もちろん、

彼の優しさが嘘だったとは限りません。

あなたに好意を持っている可能性もあります。

ただし、

優しくしてくれることと、

あなたが望む関係を築こうと

してくれることは、

別の話です。

好きという気持ちがあっても、

関係を進める覚悟があるとは限りません。

会いたい気持ちがあっても、

実際に会うための行動を起こすとは限りません。

だからこそ、

彼の一つひとつの優しさだけでなく、

二人の関係全体を見ることが大切なのです。

『落窪物語』が

教えてくれる、

我慢と愛情の違い

『落窪物語』の姫君は、

当時の家族関係や身分的な制約もあり、

自分の環境を自由に変えられる

立場ではありませんでした。

現代の恋愛とは事情が異なります。

それでも、

自分の意思より相手の都合を

優先せざるを得ない苦しさには、

重なる部分があります。

恋愛でも、

こんなふうに考えてしまう

ことはありませんか?

「私がもっと理解してあげなきゃ。」

「私が変われば、彼も変わるはず。」

「彼を支えられるのは私だけ。」

相手を大切にしたい。

できることなら、ずっと一緒にいたい。

その気持ちは、とても素敵なものです。

少し考えてみてください。

あなたが我慢することでしか

続かない関係は、

本当にあなたが望んでいる恋愛ですか?

『落窪物語』の姫君には、

苦しみに気づいて

行動してくれる阿漕や少将がいました。

姫君の苦しみを、

仕方のないこととして

片づけなかった人たちです。

あなたの恋愛はどうでしょうか。

あなたが寂しいと伝えたとき、

彼はその気持ちを

理解しようとしてくれるでしょうか。

会えない事情があるなら、

別の方法を考えてくれるでしょうか。

もちろん、

すべての希望を叶えてくれることが

愛情ではありません。

お互いに事情があり、

譲り合わなければならないこともあります。

ただ、

一方だけが我慢し続ける関係では、

いつか心が疲れてしまいます。

「嫌われないための恋愛」と

「大切にされる恋愛」は、

同じではありません。

嫌われないことばかり考えていると、

いつの間にか自分が

どう愛されたいのかを忘れてしまうのです。

我慢する恋愛から

抜け出すには?

では、彼のことが好きなのに、

我慢ばかりしてしまうときは

どうすればよいのでしょうか。

私は、いきなり「別れましょう」と

結論を出す必要はないと思っています。

好きな気持ちが残っているなら、

無理に諦めようとしなくてもよいのです。

ただし、何も変えずに我慢し続けることが、

必ずしも二人の関係を

よくするとは限りません。

まずは、次の三つを考えてみてください。

① 彼の事情と

自分の気持ちを分ける

「彼は仕事が忙しい。」

それは彼の事情です。

「私はもっと会いたい。」

それはあなたの気持ちです。

どちらかが正しくて、

どちらかが間違っている

わけではありません。

彼の事情を理解するために、

自分の寂しさまで

否定する必要はないのです。

② 何を我慢しているのか考える

連絡が少ないこと?

次に会える日が分からないこと?

それとも、寂しいと言えないこと?

同じ「会えなくてつらい」という悩みでも、

苦しさの原因は人によって違います。

本当に欲しいのは、

毎日の連絡ではなく、

次に会えるという安心感かもしれません。

あるいは、

彼からの愛情表現ではなく、

自分の気持ちを安心して

伝えられる関係なのかもしれません。

何が足りないのか

分からないまま我慢していても、

何を変えれば

幸せになれるのかは見えてきません。

まずは、

自分が何を望んでいるのかを

知ることが大切です。

③ 彼の言葉だけでなく、

行動を見る

「好きだよ。」

そう言ってくれるのは、

うれしいことです。

でも、

言葉だけでは

分からないこともあります。

あなたが寂しいと伝えたとき、

彼は向き合おうとしてくれるでしょうか。

忙しくて会えないなら、

別の日を提案してくれるでしょうか。

あなたの希望をすべて叶えられなくても、

歩み寄ろうとする姿勢はあるでしょうか。

愛情表現は人それぞれです。

だからこそ、

一般的な恋愛の正解に当てはめるのではなく、

その人なりの行動を見ることが大切です。

そして、

忘れないでほしいことがあります。

彼があなたを好きかどうかと、

彼と一緒にいるあなたが幸せかどうかは、

別の問題です。

どちらも大切にしてほしいのです。

彼の気持ちが分からず、

我慢してしまうあなたへ

「彼は私のことをどう思っているの?」

「待っていれば、関係は変わる?」

「私から動いたら、

もっと距離を置かれてしまう?」

好きだからこそ、諦められない。

でも、これ以上傷つくのも怖い。

そんな気持ちを抱えている方も

いらっしゃると思います。

特に、

会えば優しいのに離れると

距離を置く彼の場合、

何を信じればよいのか

分からなくなることがあります。

優しかった日の彼が本音なのか。

連絡をくれない彼が本音なのか。

どちらが本当の彼なのか、

知りたくなりますよね。

でも、私はこう考えています。

彼の本音を知ることは大切です。

ただ、その本音を知ったあと、

あなたがどうするかはもっと大切です。

彼に好意があったとしても、

今すぐ関係が進展するとは限りません。

反対に、今は距離があっても、

今後の関わり方によって

関係が変化する可能性もあります。

だからこそ、

彼の気持ちだけを見て

結論を急ぐのではなく、

二人の状況を丁寧に整理する

必要があるのです。

鑑定では、タロットなどを通して

彼の気持ちや今後の可能性を読み解きながら、

実際の言動や二人の関係性も踏まえて、

これからどうするかを一緒に考えていきます。

例えば、

「彼が距離を置くのは、

気持ちが冷めたからなのか。」

「彼を待つことで、

関係が進む可能性はあるのか。」

「今は連絡するべきなのか、

それとも少し時間を置くべきなのか。」

こうした疑問も、

状況に合わせて紐解いていきます。

私は、ただ「彼はあなたを好きですよ」と

安心できる言葉を並べるだけの

鑑定はしたくありません。

もちろん、

必要以上に

不安をあおるつもりもありません。

優しい言葉だけでなく、

必要なことは率直にお伝えします。

なぜなら、

鑑定が終わったあとに、

少しでも自分の進む道が

見えるようになってほしいからです。

彼の気持ちばかり考えて、

あなた自身の気持ちを

置き去りにしないでください。

『落窪物語』の姫君が

苦しい環境から新しい人生へ進んだように、

あなたにも今の状況を

変えていく選択肢があります。

それは、

必ずしも彼を諦めることではありません。

彼との関係を見つめ直すことかもしれませんし、

自分の本音を伝える勇気を持つことかもしれません。

大切なのは、

誰かに決めてもらった答えではなく、

あなた自身が納得できる答えを見つけることです。

誰かを大切にする恋愛の中で、

あなた自身を置き去りにしないでくださいね。

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この記事を書いた人

ルーメ・トーポ

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