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2026年10月21日(水)戊辰 理解することから、愛することへ

戊は、大きな山を象徴します。

辰は、春の終わり。

つまり戊辰は、春の終わりの山。

雪解け水が流れ、草木が芽吹き、さまざまな生命が育ち始める、そんな山の風景です。

山は、そこに生きるものを選びません。

大きく育つ木もあれば、岩陰にひっそりと咲く花もある。

それぞれが、それぞれの場所で生きている。

山は、そのすべてをどっしりと受け止めています。

さて、今日の月は水瓶座にあります。

そして夜の9時35分、魚座へと移っていきます。

この二つの星座の違いが、今日はとても興味深いんですね。

水瓶座は、自由と平等、そして客観的な知性を象徴します。

人と自分は違っていて当たり前。

それぞれの考え方や生き方を尊重しようとするのが、水瓶座の世界です。

一方、魚座は、共感や慈しみを象徴します。

相手の悲しみを自分のことのように感じたり、言葉にならない思いを汲み取ったり。

理屈を超えて、心と心がつながる世界です。

つまり今日の月は、知性から感性へ、理解から慈愛へと移っていくんですね。

ここで、ひとつ考えてみたいことがあります。

**「人を理解することと、人を愛することは、同じなのでしょうか?」**

たとえば、自分とはまったく考え方の違う人がいたとします。

どうしてそんなことを言うんだろう。

どうしてそんな行動をするんだろう。

私たちは、つい相手を理解しようとします。

そして、理解できないと、相手を受け入れることまで難しくなってしまう。

けれども、考えてみれば不思議なことです。

私たちは、自分自身のことさえ、すべて理解しているわけではありません。

昨日までは平気だったことに、今日は腹が立つ。

好きだったものが、いつの間にか好きではなくなっている。

自分の心でさえ、思いがけない変化をするものです。

まして、他人の心を完全に理解することなど、できるのでしょうか。

それでも、私たちは人を大切にすることができます。

相手の考えがわからなくても、その人にはその人の人生がある。

自分とは違う価値観を持っていても、その存在を尊重することはできる。

ここに、理解を超えた愛の姿があるように思います。

ただし、愛することは、何でも許すことではありません。

相手を尊重するのと同じように、自分自身も尊重する。

必要なときには、きちんと境界線を引く。

相手を変えようとせず、自分も無理に変わろうとしない。

そのうえで、お互いの存在を認め合う。

そんな関係こそ、成熟した優しさなのではないでしょうか。

ここで、今日の戊辰の山を思い出してみてください。

山は、草花を育もうとして、自分自身の姿を変えたりはしません。

山が山として、そこに在ることで、さまざまな生命が育っていく。

これは、人間関係にも通じることだと思うんですね。

誰かを大切にするために、自分を失う必要はない。

自分自身がしっかりと立っているからこそ、他者を受け止める余裕が生まれるのです。

今日は一日の大半を、水瓶座の月が照らしています。

人との違いを冷静に眺め、自分の価値観を見つめる時間。

そして夜、月が魚座に入ったら、その違いを少し柔らかな心で受け止めてみる。

**理解できるから愛するのではなく、理解できない部分があっても、その存在を尊重する。**

春の山が、さまざまな生命を育むように。

今日はそんな大きな心を育てる一日にしてみてはいかがでしょうか。

それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。

この記事を書いた人

あぐり

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