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2026年7月17日 壬辰 大きな海の力を、暮らしの中へ注ぎ直す日

24節気は七十二候の「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」「鷹の雛、飛ぶことをおぼえる」

猛禽類はもともと個体数が少ない上、子育てにも時間がかかります。オオタカの求愛期は小鳥たちよりも早く、1月〜3月に始まっていて、4月〜5月頃に産卵していますが、抱卵期が約3540日と長く、さらに巣立ちを迎えるまでの子育て期間は約40日間。卵やヒナの間はヘビやカラスに襲われる危険もあり、猛禽類が無事に育つのは本当に大変です。ようやく巣の外に出るようになっても、巣の近くを飛び移りながら、少しずつ行動範囲を広げ、1ヶ月以上の間、親鳥とともに行動して、狩りを学んでいきます。親から完全に離れて独立していくのは8月か9月頃。

壬の五行は「水」。

自然界では、果てしなく広がる海や大河のような、豊かで力強い水を表します。

辰は、季節でいえば春の終わり。

草木は十分に根を伸ばし、花は咲き、命の力が満ちていく一方で、季節は静かに夏へ向かい始めています。

壬辰とは、いわば春の終わりの海です。

雪解け水や春の雨を受け入れ、たくさんの生命を育みながら、深い静けさをたたえている海。

表面には光がきらめき、波が大きく動いていても、その奥深くには、簡単には揺らぐことのない静寂があります。

外の世界では、大胆に動くことが求められます。

行動しながら、自分の心の深いところに耳を澄ませる。

外へ向かう力と、内へ降りていく力。

その二つを同時に働かせることで、これまで見えなかった道が開かれていく日です。

予想外の出来事にも瞬時に対応し、必要であれば自ら先頭に立つ。

そのような、現実を動かす強さをもたらします。

今日は、心の中に湧き上がる直感を、軽く扱わないことが大切です。

「こちらへ進んだほうがよい」

「これは、もう終わりにしたほうがよい」

「本当は、こうしてみたい」

その声には、論理だけでは説明できない、これまでの経験や感覚の積み重ねが含まれています。

海が潮の満ち引きを知っているように、進む時と立ち止まる時を感じ取ることです。

これまで経験してきたことを、自分の内側へ深く収め、知恵へと変えていく段階です。

人は、前へ進み続けるだけでは成熟できません。

経験したことを振り返り、そこから何を受け取ったのかを静かに見つめる時間が必要です。

なぜ、あの出来事が忘れられないのか。

なぜ、同じ場面でいつも心が揺れるのか。

なぜ、本当は望んでいないことを繰り返してしまうのか。

今日、ふと蘇ってくる記憶や感情は、あなたを過去へ引き戻すためのものではありません。

そこに残されている意味を受け取り、次の段階へ進むために浮かび上がっているのです。

壬辰の日は、外では大胆に行動しながら、内側では深い整理が進んでいきます。

動くことと、振り返ること。

一見すると反対のように思える二つの営みが、今日は一つの流れとして結びついています。

午前97分、月は獅子座から乙女座へ

月は朝まで獅子座を進み、日本時間の午前97分に乙女座へ移ります

獅子座が「私の光を表現する」星座だとすれば、乙女座は「その光が実際に役立つ形になるよう整える」星座です。

午前中に湧いてきたひらめきや情熱を、そのまま消してしまわないでください。

午後からは、計画を書き出す、資料を整理する、文章を推敲する、必要な連絡を確認するなど、具体的な作業へつなげていくとよいでしょう。

乙女座の月は、身体や生活環境を整えることにも意識を向けさせます。

水星逆行――言葉の奥にある本心を見直す

この日は、水星が蟹座で逆行中です。

2026年のこの水星逆行は629日から723日まで続き、連絡、情報、移動、契約などとともに、蟹座が象徴する家族、居場所、記憶、感情的な安心についても見直しを促します。

水星逆行中は、話が行き違ったり、返事が遅れたり、過去の問題が再び浮上したりすることがあります。

しかし、それは単なる混乱ではありません。

本当は言いたかったのに、飲み込んできた言葉。

分かってもらえないと思い、説明することを諦めてきた気持ち。

昔から無意識に繰り返している、家族や身近な人との会話の癖。

そうしたものを見直す機会でもあります。

今日は、すぐに結論を出そうとするよりも、一度言葉を選び直すことが大切です。

相手を説得するための言葉ではなく、自分の本心を正しく伝えるための言葉を探してください。

海王星逆行――夢と幻想を見分ける

海王星は77日から牡羊座で逆行しており、この逆行は12月まで続きます。

海王星は、夢、理想、霊感、無意識、境界を超えたつながりを象徴します。

逆行中は、これまで信じてきた理想の中に、幻想や思い込みが混ざっていなかったかを問い直す時間となります。

誰かが自分を救ってくれるという期待。

いつか状況が自然に変わるだろうという願い。

「こうあるべき自分」を演じ続ければ、愛されるという思い込み。

それらが静かに薄れていくことで、かえって本当に望んでいるものが見えてきます。

壬辰の大きな水と海王星の逆行が重なる今日は、感受性が豊かになる一方で、周囲の感情に飲み込まれやすくなることもあります。

誰かの不安を、自分の不安だと思わないこと。

誰かの期待を、自分の使命だと思い込まないこと。

水のように感じながらも、自分という器を保つことが大切です。

冥王星逆行――自分を縛る力の正体を見つめる

冥王星は水瓶座で逆行中です。2026年は56日に逆行を始め、1016日まで続きます。

冥王星は、根源的な変容、支配、執着、再生を象徴します。

逆行中は、外の世界を変えようとする前に、自分の内側にある力関係を見直すことになります。

なぜ、嫌われることを恐れてしまうのか。

なぜ、評価されない場所に居続けてしまうのか。

なぜ、自分よりも他人の判断を優先してしまうのか。

そこには、自分でも気づいていなかった恐れや、過去に身につけた生存のための習慣が隠れているかもしれません。

乙女座の月は、壮大な変容を一度に成し遂げようとはしません。

まず、日常の中にある小さな不自然さを見つけます。

無理をして引き受けていること。

曖昧なまま続けている関係。

自分をすり減らす生活習慣。

そうした一つひとつを整えることが、冥王星的な深い変容への入口となります。

今日の過ごし方

大きく動き、小さく整える

壬辰の日には、人生を前へ動かす力があります。

しかし、逆行する三つの天体は、ただ外へ突き進むのではなく、過去を振り返り、内側を整理し、本当に必要なものだけを携えて進むよう促しています。

今日は、すべてを完璧にしようとしなくてかまいません。

大きな方向性は、直感に尋ねる。

具体的な一歩は、乙女座の月に倣って丁寧に整える。

その二つを意識してください。

海は、目の前の小さな波だけで進路を決めることはありません。

深い潮の流れに従いながら、絶えず姿を変えています。

あなたの心にも、表面の感情よりさらに深いところに、本来向かうべき流れがあります。

今日起こる小さな違和感も、ふと湧き上がる直感も、過去から蘇る記憶も、その流れを知らせる兆しかもしれません。

勢いだけで進まず、恐れだけで立ち止まらない。

心の深いところにある静けさへ戻り、そこから次の一歩を選ぶ。

2026717日は、大海のような可能性を、現実の一滴へと注ぎ直す日です。

今日整えた小さな一つが、やがて人生の大きな流れを変えていくでしょう。

この記事を書いた人

あぐり

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