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海外に暮らして気づいた、日本という国と私自身のこと

こんにちは、美月マーシャです。



産後しばらく経つと、

少しずつ日常が落ち着いてきました。



前回の内容はこちらから…。



ミルクもよく飲むようになり、

子どもは順調に大きくなっていきました。



私自身の体調も安定してきて、

子育てを少しずつ

楽しめるような余裕も

生まれてきました。




はじめは

「重くてとても持ち上げられない」

と思っていたベビーカーも、

日々子どもを抱っこしているうちに、

気づけば軽々持ち上げられるようになっていて。



人って、

ちゃんと環境に慣れていくんだなと、

そんなことを感じていた頃…。




夫の仕事の都合で、

家族で海外に行くことが決まったのです。




期間は3年間。

当時、子どもは1歳4か月。



新しい環境への期待もあったけれど、

正直なところ、

不安の方が大きかったです。




言葉が通じない。

知り合いもほとんどいない。




子どもを連れて、

ちゃんと生活していけるのだろうか。



実際、赴任して間もない頃は、

戸惑うことの連続でした。



言葉が通じないストレス。

スーパーのレジ係のそっけなさ。

ふとした瞬間に感じる孤独。

日本にいた頃には感じたことのない、

小さな違和感が積み重なっていきました。



日本よりも

エレベーターやエスカレーターが少なく、

ベビーカー移動が大変な場所も多かったです。




でも、

そこで驚いたことがありました。

道行く人たちが、

当たり前のように手を貸してくれるのです。



声をかけなくても、

さっと手伝ってくれる。




レストランでも、

子どもが多少騒いでも、

誰も嫌な顔をしない。




それどころか、

キッズスペースが充実していて、

「どうぞ遊ばせて」

「親はゆっくり過ごして」

と言わんばかりの空気に、

ふっと肩の力が抜けました。



新しい環境に、

少しずつ適応し始めたのも、

ちょうど同じ頃でした。



母親が、

すべてを背負わなくていい。



子育ては、

社会全体で支えていいものなんだと、

その時知った気がします。



赴任していた国では、

ベビーシッターや保育園も

とても身近な存在でした。



仕事だけでなく、どんな理由であっても

気軽に預けることができ、

「少し預けて、リフレッシュしていい」

そんな空気が、

ごく自然にありました




自分の時間を持てることで、

気分転換ができ、

心がぐっと楽になったのを覚えています。




また、

私たちはよく人を家に招いていたので、

準備や片づけも、

夫婦で協力するのが当たり前。

夕食に招かれた時も、

夫婦で一緒に参加するのが基本でした。




子どもが小さくても、

遠出を億劫に感じさせないくらい

道行く人が協力的だったので

家族でよく旅行にも出かけました。



そんな海外生活の中で、

多くの人たちと出会いました。



日本人だけでなく、

さまざまな国籍の友人たち。



共通して感じたのは、

みんな自分の国のことを、

とても誇りに思っているということ。



文化、歴史、食べ物、言葉。

自分の国の話をする時、

とても自然に、

自信をもって語るのです。




一方で、

私たち日本人はどうだろう。



日本文化を褒められても、

「いえいえ、そんなことないです」

と、つい謙遜してしまう。




そのクセが、

自分の中にあることに、

気づかされました。




一時帰国で日本に戻るたびに、

私は毎回、

日本という国に感動していました。




四季の美しさ。

食事のおいしさ。

街の清潔さ。

人の気配り。




外に出て初めて、

「日本って、こんなにすごい国だったんだ」と

実感することが、

本当にたくさんあったのです。




そして同時に、

こうも思いました。




もっと誇りに思っていい。

日本のことも、

そして、自分自身のことも。



自分の国を誇れないということは、

どこかで、

自分自身にも

誇りを持てていなかった

ということなのかもしれない。




海外生活は、

私にとって、

世界を広げる時間であると同時に、

自分自身を見つめ直す時間でもありました。




環境が変わると、

価値観はこんなにも揺さぶられる。




でもその揺れの中で、

少しずつ、

「私は何を大切にしたいのか」

が、輪郭を持ちはじめていたのです。




つづく…。



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美月マーシャ

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この記事を書いた人

白樺マーシャ

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