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家相が悪いと言われたけれど、すぐには引っ越せない・・・

家相と心の整え方 ― 易経「山天大畜・二爻」に学ぶ住まいの気の育て方

「家相が悪いと言われたけれど、仕事場でもあり持ち家でもあるから、すぐには引っ越せない。」
そんなご相談をいただくことがあります。
気の流れや方位に不安を感じると、住まいそのものが重たく、息苦しく思えてくるものです。
しかし、易経はこうした状況にこそ“深い静けさ”を教えてくれます。

今回立てた卦は「山天大畜(さんてんたいちく)・二爻」でした。


大畜とは ― 動かずに力を養うとき

「大畜」とは「大いに蓄える」という意味。
天の気(動)を山の気(静)が止め、力を内に蓄えていく姿を表します。
つまりこれは、「動こうとしても、まだ動く時ではない」「止まることで力が満ちていく」ときに出る卦です。

家相の不安も、この卦の流れに置き換えればこう言えます。
“焦って動くよりも、今はこの場所で心と気を整えることが最善” だと。


二爻の教え ― 動かずに、場を養う

二爻の辞は「輿説輹(こよをといてふくをとく)」。
「車のくびきを外して、進むのをやめる」という意味です。
つまり、「今は動くことをやめて、静かに力を蓄えるとき」。

これは単なる“停滞”ではありません。
むしろ、家とあなたが深く呼吸を合わせ、共に再生していく時期 なのです。
外の動きを止め、内の調和を育てる。
その静けさの中で、家そのものが新しいエネルギーを取り戻していきます。


住まいの気を整えるために

大畜の卦が教えるのは、「外を変える前に内を整えよ」という智慧。
家相の不安を感じるときほど、まずは日々の“気”を美しくすることが肝心です。

・毎朝、窓を開けて光と風を通す。
・使わない物を少しずつ手放す。
・香りや音(音楽、読経、鈴の音など)で場を清める。
・「この家のおかげで今日も働ける」と感謝の言葉を声に出す。

これらはすべて“内なる山”を整える行いです。
あなたの心が穏やかであるほど、家も静かに調和していきます。


引っ越しのタイミング

大畜は「止まることで力を蓄える卦」。
今すぐの引っ越しは、まだ早いと告げています。
しかしそれは「永遠に動くな」という意味ではありません。

静けさの中で心と場を整え、あなた自身の気が満ちたとき、
自然に「移るべき時」がやってきます。
その時は、無理なく、まるで風が山を越えるように、新しい住まいが整うでしょう。


結び ― 家の気は、あなたの心の鏡

山天大畜・二爻は、こう語っています。
「動くことをやめ、心を静めよ。そうすれば、あなたの家は再び息を吹き返す。」

家相が悪いと言われたとき、恐れに心を奪われる必要はありません。
住まいは、あなたの心の延長線上にある存在です。
あなたが感謝と静けさを保つことで、その家の気は変わり、あなたを支える力に変わっていきます。

焦らず、静かに、日々を整えていくこと。
それこそが、「大畜」が教える最も美しい“風水”の形なのです。


ご案内

易経は、方位や家相に振り回されるのではなく、「どう心を整え、どう気を養うか」を教えてくれる叡智の書です。
もし住まいや職場の気の乱れを感じている方は、易の流れから「内側の調え方」「動くべき時期」「静止すべき時期」を丁寧にお伝えいたします。
どうぞお気軽にご相談ください。


この記事を書いた人

あぐり

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