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仕事は好きだったが、人間関係でうまくいかず辞めてしまった・・・

人間関係で仕事を辞めたとき ― 易経「地沢臨・初爻」の答え

「仕事そのものは嫌いではなかった。でも、人間関係がどうしても合わず、結局辞めてしまった。これから他の仕事を探すべきなのか、どうすればいいのだろうか。」
こうした声は、とても多く寄せられます。職場での人間関係は、仕事内容以上に私たちの心を揺さぶるもの。居心地の悪さや価値観のズレは、じわじわと心を疲れさせ、やがて耐えきれなくなってしまうのです。

この問いに対して立てられた卦は「地沢臨・初爻」でした。


臨の卦が告げるもの

「臨」とは「のぞむ」の意。
大いなるものが下に臨み、成長と出会いをもたらす卦です。
臨は、物事がこれから拡大し、良い方向へ展開していくことを示します。人や出来事との新しい縁に恵まれやすい時期にあるというサインなのです。


初爻の意味

初爻にはこうあります。
「咸臨、貞吉。」
――感応して臨む。正しければ吉。

これは、誠実な心で人や物事に臨むなら吉、という意味。
まだ始まりの段階で、大きな成果はありませんが、素直な気持ちで人と関われば、やがて良い流れが訪れると告げています。


ご相談への読み解き

今回のご相談では「仕事そのものは嫌いではない」とのこと。
臨の卦は「拡大」と「出会い」を象徴するため、仕事を通して自分を伸ばしていける力は十分に備わっている、と見ることができます。

辞めた原因は仕事内容ではなく、人間関係。つまり「自分が活かせる環境」を選び直すことこそが次の課題なのです。

初爻は「感応して臨む」と語ります。ここには「相性」というニュアンスが含まれています。
仕事内容や条件だけでなく、「この人たちとなら一緒に働きたい」と心から感じられる人間関係を大切にしなさい、ということ。

新しい職場を探すこと自体は吉です。ただし焦って妥協するのではなく、相手の誠実さや雰囲気に心を開き、自然な感応を感じられるかどうかを基準に選んでいくことが大切になります。


結び

地沢臨・初爻は、こう告げています。
「新しい出会いは必ず訪れる。誠実に心を開き、人との感応を大切にすれば吉。」

仕事そのものは嫌いではなかったのだから、あなたの道は閉ざされてはいません。むしろ今は、新しい縁を迎える準備ができた段階。
人との関わりに誠実に向き合い、自分が安心して働ける環境を選び取っていくときです。

焦らなくても、臨の卦は「良いものが近づいてくる」ことを約束しています。
どうか心を柔らかく保ち、新しいご縁に臨んでください。


ご案内

職場の人間関係や環境は、人生を大きく左右するテーマです。易経は「いまどの流れにあるのか」を示し、未来を切り拓く指針を与えてくれます。
もし「どんな仕事を選ぶべきか」「人間関係で同じ失敗を繰り返さないためにはどうすればいいか」と迷っている方は、個別鑑定であなたに合った具体的な道筋をお伝えします。どうぞお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

あぐり

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