原宿の当たる占い館【ほしよみ堂】紫微斗数、占星術、タロット、易、四柱推命、九星気学など

先週までNHKでやっていた火曜ドラマ『下流の宴』（原作：林真理子／全８回）。

普段TVをつけるときはニュースを見る程度なのですが、これ、なかなか面白かったです。

夕飯の仕度時間と重なるのでBGM代わりに何とな〜く流していたら・・・

出演者の演技力、特に長男役の窪田正孝さんの存在感が完璧で、とうとう全話をチェック。

過干渉な毒親、自分の意志という翼をもがれたアダルトチルドレン、ひきこもりニート、

ネットゲーム、学歴社会や貧富の差、バブル前後の空気感etc...リアルな内容に考えさせられました。

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この物語を見ていて思い出したのが、かの有名な言葉。

天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり。

福沢諭吉『学問のすゝめ』冒頭の有名なフレーズです。

ここだけ読むと、単に「人はみな平等だよーん」と言っているのかな〜と思いがちですが、

福沢諭吉さんが伝えたかったのはそう単純なことではないようです。

続きを要約すると、下記のようになります。

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人は生まれながらにして偉いとか卑しいとか上下の差別はないけれど、

世間を見渡すと、賢い人・愚かな人、貧乏な人・裕福な人、

身分の高い人・低い人など様々な人がいる。

その違いはどうして生まれるのか。それは簡単なこと。

「学ぶ」か「学ばない」かの違いから生まれるんだよーん。

一生懸命に学んで物事をよく知る者は尊敬される人、裕福な人となり、

学ばない者は貧しい人、身分の低い人となるんだよーん。

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大体こんな感じですかね。

平等と知的に独立することの大切さを伝えています。

また、単に漢文や古文などのムズカシイ本を読むことはすすめておらず、

時代に合った実践に役立つ「生きた知恵」を身に付けることこそが学びであり

日々の家事ですら学問のひとつである、とも。

それから『声に出したい日本語』で一躍有名になられた

教育学のカリスマ 斎藤孝さんが解説されている福沢諭吉の番組も面白いです。

 斎藤さんは福沢諭吉のファンだそうで『学問のすすめ』の現代語訳も著述されています。

誰にでも分かりやすく書かれている開運本（？）です。

例えば．．．

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【福沢諭吉「人間交際」を活発にする法】

1. 弁舌を学ぶこと　→　話し言葉、会話力
2. 顔色要望を快活にすること　→　上機嫌、微笑み
3. 交際を広く求めること　→　閉じない、社交的 

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うーん、当たり前っちゃ当たり前・・・？（＾ω＾；

だけど、なかなか真っ直ぐに進めないのが人の道。

なぜなら地球は監獄。陰と陽、光と陰をくるくる廻る無限ループの世界です。

苦しくて寂しくて悲しい怖いのが普通。

最初からうまくいかないのがフツーなんですよ。 

そんなくるくるループは善くも悪くも働く力。

コツをつかめばより良い軌道に乗り返ることができます。

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私が思うに、うまくいかない時は無理に進まないこと。

一生懸命やってるのに何故かうまくいかないなーって時は、必ず原因があります。

タイミングだったり、環境だったり、対象だったり、やり方だったり・・・。

「合わない歯車」は無理に廻し続けると きしんで壊れて怪我をしたり、病気になったりします。

反対に「合っている歯車」は全く意識をしなくてもすぅーっと自然に組み込まれ難なく廻るものです。

それに気付けると、体も心もすごーく楽になります。

うまくいかないことは、うまくいかない方がよかったんだな〜って分かる時が必ずやってきますから。

そんなくるくる渦巻く苦しみのループから抜け出すのに最適で、現実的で、

具体的な処世術が乗っているベストセラー

『学問のすすめ』をオススメします。