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「恩返し」ならぬ 「恩送り」を

 5年前のこの時期

幼少期を共に過ごした祖父が他界しました。

間も無く91歳になろうとしていた時でした。



自分が16歳の時に脳挫傷で死にそうになった時に

真っ先に駆けつけて病院まで

連れて行ってくれたのは祖父母でした。


その時の処置が遅れていたら

いまこんなに元気に生きていないと言えます。




とても可愛がって貰ったこともあり

祖父が危篤で入院したと聞いた時には

飛んで駆けつけました。



駆けつけた時はかろうじて意識があり

はっきりではないものの

聞いたことに対して少しうなずき

コミュニケーションが取れる状態でした。 



ただそこからコミュニケーションが

取れなくなるまでさほど日数はかからなかった。



数日後に病院で会った時には

酸素マスクや点滴が繋がっていてほとんど意識がなく

同じリズムで「コーコー」と

荒い呼吸をしているだけの状態…

祖父からのアプローチは何もなくなっていました。



声をかけても

トントンと叩いても

自分の名前を伝えても

手を握っても

わかっているのかわかっていないのか



担当医から

「今夜が山」と言われた時には

家族で同じ病室に泊まり、

座ったままで夜を明かしました。



そして翌日

仕事に出かけた後に

他界をした旨の連絡を受けたのです。



当時、祖母もまもなく89歳でした。


 祖母のこと…


「大事にしよう」

「会える時に出来るだけ会おう」


そう心に強く誓いました。








その後

定期的に時間を作って実家に顔を出し

祖母や家族と会話をする時間を意識的に作りました。





でもその時は突然訪れました。




2年前の夏、祖母が危篤状態になりました。

 
少し前まで元気に一人で歩いて

トイレなども済ましていました。

食事も年齢の割にはしっかり朝昼晩食べ

笑顔も交えて普通に会話もしていました。


笑わせようとふざけて出すちょっかいに

笑いながら怒ったりもしていました。


その時は

元気だったため

少し安心していて顔を出す頻度が

少なくなっていたときでした。



駆けつけた時には

ほとんど目を閉じていて

酸素吸引の管だけ鼻に繋がっているだけで

眠っているような状態。



祖父が点滴をしたことで苦しそうだったこともあり

祖母に対しては苦しませないよう

担当医と相談の上、点滴はつけないことにしたと。






もっと前に

もっと一緒の時間を共に過ごし

一緒にご飯を食べたり

散歩したり

一緒に笑ったり

たくさんのことを共有出来る時間は沢山あった


はず



「本当にできなかったのか?」

「もう少しは出来たはずだ」

「なぜしなかったのか?」


自問自答を繰り返しました。






起きている時は

なんとか認識はしてくれていて

質問に対して相槌はしてくれました。


「行ってきます」に対して

手を少しだけパタパタと動かして振ってくれました。




5年前の祖父の時は

認識してもらえなくなるまですぐだった。

息をひきとるまであっという間だった。

そんな記憶が蘇る。






無くした時間は取り戻せない。


いま目の前にある当たり前は、いつか当たり前じゃなくなる


今この時間をどう過ごすか


どうやっても悔いは残るかもしれない。


自分に嘘をつかないで

自分自身が納得出来る時間の過ごし方をしよう。





それから仕事以外の予定は全て予定をキャンセルして

毎日実家から仕事に通い、

出来る限り一緒に過ごすようにしました。



朝、家を出ようとする度に

5年前の祖父の時のことを思い出し


これが最後に見る姿かもしれないと思うと

なんども玄関から戻って祖母の顔を見にいきました。



そして

オムツ交換の際に体勢を変えた時

ほとんどつむっていた目が突然見開かれ

その瞬間から呼吸も荒くなり

祖母はそれから何の返事も返せなくなったのです。




そしてある日の朝、

たくさんの「ありがとう」と「安心して」という言葉を伝え、

覚悟をして家を後にしたその夜


家族や叔母に見守られ

穏やかに祖母は息を引き取りました。

祖父と同じくまもなく91歳になろうとしているところでした。



やっぱり僕は祖父の時と同じく

祖母の最後の瞬間を看取る事は出来なかった。 



でも残された時間を一緒に過ごすことで

今までの感謝の気持ちを伝え

家族が近くにいるという安心感の中で

出来るだけ穏やかに祖父のもとへ

行ってもらえればと多くの時間をともに過ごせた。 



幼少期は共働きの両親の代わりに

面倒をたくさん見てくれた。

いつも優しくしてくれた。

いつでも受け入れてくれた。



顔を見せてから、また帰る時には

いつも「来てくれてありがとね、またきてね」

と言う祖母だった。 



祖母は心の中で生き続ける。




でも

祖母からもらったものを祖母に返す事はもう出来ない。


だから

これからの人生

自分が誰かの心を穏やかに出来るような存在に

なりたいと思ったのです



「恩返し」ならぬ

「恩送り」を

これからの人生でしていきたいと。


これが僕が占い師をやっている根底にある想いです。





ほしよみ堂/占い師

ルーカス伽豆海(かずみ)

 

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この記事を書いた人

ルーカス伽豆海

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