原宿の当たる占い館【ほしよみ堂】紫微斗数、占星術、タロット、易、四柱推命、九星気学など

 
こんばんは。

松原由布子です。

中島多加仁先生による追加講座

『今日から使える九星気学』セミナーで

学んでいただく「傾斜法」について

本日も書いてみようと思います。

今回ご紹介するお客様は『坎宮傾斜』の30代女性。

「かんきゅう・けいしゃ」と読みます。

お仕事は、カウンセラーです。

坎宮傾斜には、大きく２つのパターンがあります。

ひとつは、人に対して壁を作るけど、本当は明るい人。

もうひとつは、明るい性格に見えて、実は苦労性という人。

彼女の場合は、完全に後者のタイプ。

日々全力でクライアントにパワーを注がれる魅力的な女性ですが、

どこか陰があるんです。

人の悩みに携わるお仕事ですから、

対処する方法はたくさんご存知です。

でも、自分のことは他人のことほど自由になりません。

彼女は現在、恋愛で悩んでいます。

相手の重荷になりたくなくて、

身を引くかどうか逡巡されています。

「お客様には・・・悩まなくて大丈夫よ。

　あなたの進むべき道はこっちだから安心してって

　自信を持ってアドバイスできるのに・・・情けない」

占いに来たのに、最初は私の心配をしてくれて

いろいろアドバイスをくださいました。

でも、これは彼女にとって必要不可欠な儀式。

まず相手の役に立ってからでないと、自分の悩みを言えないんですね。

ご自分の悩みを言葉にすることさえ

「相手の負担になるからダメだ」と考える心遣いは、

彼女の精神を鍛え、困難に粘り強く立ち向かう

胆力に昇華されています。

でも・・・

「そばにいてほしいのに、どうしてそう言わないのですか？

　彼は、あなたを必要としているのに

　あなたが彼を必要としていない素振りを見せることで

　とっても傷ついていますよ。

　重荷になりたくない。　役に立ちたい。

　これは両方とも必要な配慮です。

　あなたの場合は相手に求めなさ過ぎ。

　恋愛は二人でするものですよ。

　彼にもあなたの役に立たせてあげてください」

その場では「得心がいかない」という表情をされていました。

じっくり考えて納得するまでは、容易に考えを変えませんから

その場では、鑑定結果をお持ち帰りいただくことに。

一週間ほど経って、メールが届きました。

「最初は、彼に何かしてもらう資格なんてないと思っていました。

　でも、私を卑下してしまうことは、

　私を選んでくれた彼に対して、

　すごく失礼なことだって気づけたんです。

　先生のアドバイスを大事にします」

こうやって鑑定結果を受け止めてもらえる喜びは

貴重だからこそ、私の財産になります。

ありがとうございました。


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