原宿の当たる占い館【ほしよみ堂】紫微斗数、占星術、タロット、易、四柱推命、九星気学など

同じ個体なのに、見る方向によって全く違う見え方をする。

「立体」であれば当たり前のことです。

例えば、コインだって、表からみるのとウラからみるのでは、まったく見え方や印象が違います。


「言葉」も同じです。

同じことを言うにしても、言い方によって相手に与える印象は全く違ってきます。

もちろん日常の人間関係においても、すごく重要な要素となってきます。

「そんなつもりでいったんじゃ...」

なんていうセリフ、よく耳にしますよね。

自分の意思である「つもり」と相手が受け取った印象がズレたときに、「誤解」が生じます。


しかし、考えてみるに、自分がいった言葉が「誤解」を生むときは、

なにげなく “ その一言 ” を言ったときが多いような気がします。

いいかえれば、相手への「心配り」が足りていない時なんです。


一般にコミュニケーション能力とか対人能力とか説得力とかいうものは、

「言葉」によって、どれだけ「心配り」ができるかということではないでしょうか？

占いの技術と違って「心配り」はテクニックではありません。

相手に対しての「思いやり」です。


形のないものを提供する、僕たち占い師にとって、

「言葉」は商品に似た存在です。


もちろん占いの技術も重要ですが、

同じくらい重要なのが、結果を伝える「言葉」というわけです。

お客様にどれだけ「心配り」のある言葉を提供できるかを考えることも僕たちの仕事です。


「占い師は一生勉強である」

とは僕が占いを学び始めた時に、師匠より授かった言葉ですが、

それは占いの技術だけではなく、

プロとしての「言葉配り」も、学ばなければならないことのひとつだということです。


そしてこういったことを、僕たちプロの占い師は、師匠から学んでいるわけです。


 

某　件太郎