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蛇の抜け殻で金運UP?

今日は立夏(りっか)でしたね。

夏のはじまりを意味する季節の変わり目です。
 


「えと」でおなじみの十二支は、

年だけでなく、じつは月にも割り振られているんです。

 

今日の立夏を境に、月の十二支(月支といいます)は

「辰」から「巳」になりました。


さらに、月には “ 易卦(えきか) ” も当てはめられています。

これを十二消長卦(じゅうにしょうちょうか)といいます。

 

前月(辰月)の消長卦は「沢天夬」(たくてんかい)という名前でした。

これを記号であらわすとこうなります。
 

沢天決.png


 

 

今月(巳月)の消長卦は「乾為天」(けんいてん)という名前で、

記号であらわすとこうなります。
 

乾為天.jpg



二つを並べてみましょう。

 

夬から天へ.jpg

 



この記号は「―」(陽気)と「- -」(‌陰気)が6つ組み合わさって出来ています。

辰月の「沢天夬」は一番上だけが「- -」(‌陰気)。

陰気は水や寒さを表します。

まだ冬の名残がすこし残っていて、寒さのます日もあることをよく表していますね。


そして巳月の「乾為天」。すべてが「―」(陽気)になったわけです。

これは夏の到来を象徴し、陽の気が満ちきったことをあわらしているのです。

 

全部が陽の気でできている巳月の消長卦、「乾為天」は五行(木・火・土・金・水)でいうと

「金」に分類されます。


 

金局三合.jpg



十二支同士の関係性をあらわす、

“ 三合会局(さんごうかいきょく) ” でいうと

「金局三合」である、

巳→酉→丑

その一番目である

巳の消長卦でもあります。


この三合会局は

発生⇒最大値⇒終着

の順で並んでいます。


金局三合でいうと

巳(発生)⇒酉(最大値)⇒丑(終着)

ということになります。


つまり巳(蛇)は「金」の発生を表しているわけですね。
 


財布に蛇の皮をいれるとお金がはいる



というまじないは、

こういった考えに基づいているのでしょうね。

 

 

某 件太郎

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